VRC+は高くて入れない、、けどデスクトップでも手を動かしたい!なでなでしたい!という方におすすめのTMARelayにの使い方について解説させていただきます。
TMARelayについて
TMARelayはVRChatでデスクトップでも腕・手・指が動かせるようになるツールです。
「さくらのお店」さんにより開発され、BOOTHで無料配布されています。
VRC+限定のSelfie Expressionのリリースと共に現在は開発終了していますが、配布も継続していただけています。
Selfie Expressionとの違い
価格
TMARelayは0円
VRC+はSteamで加入した場合月額1400~1500円です。
できること、性能
TMARelayは腕・手・指が動かせるのに対して、
Selfie Expressionでは上記はもちろん、顔の動き(通常のマウス操作では不可能な首を傾げる動作)、アイトラッキング(目線を上下左右に動かせる)が可能です。
さらに動きの精度も非常に高いです。
周りからみた動きはMetaQuest3などを使っているVR勢の表現力を凌駕しています。
導入難易度
TMARelayはアバター改変が必要ですが、Unityにて1度でもアバターのアップロードをしたことのあるユーザーにとってはファイルを1つドラッグアンドドロップするだけでいいので非常に簡単です。
専用のサンプルアバターも用意されているためUnityを入れなくてもお試しは可能です。
改変代行
パソコンを持っていない方、Unityが難しくて出来ない方向けに、代わりにアバター改変をしてVRChatにアップロードする改変代行も受け付けています。
VRC+に加入していないため、Selfie Expressionは利用したことがないのですが、とくにアバター改変といった作業をする必要がないそうです。なのでアバターミュージアムなどでコピーできるサンプルアバターでも利用可能です。
TMARelayの利用準備
本体のダウンロード・インストール
BOOTHのアカウントを作成し、下記ページより無料ダウンロードします。



ダウンロードできた.zipファイルを右クリックから”すべて展開”を選択して解凍します。
展開されたフォルダーをお好きな位置に配置してください。
「TMARelay_WebCamKit_0.6.0W」の中にある「TMARelay_WebCamKit_0.6.0W」を開きます。


TMARelay_WebCamKit.exeが本体です。
スタートにピン留めするなどすると次回以降起動しやすいです。


起動・設定
起動すると青い服をきたアバターが表示されると思います。
まずは左上の設定ボタンから設定を開きましょう。
出てきたウィンドウの左上からタブ切り替えが出来ます。
カメラ


使用するカメラ
ご利用のWebカメラを選択してください。
外部のツールを利用すればiPhoneやAndroidスマホも利用可能です。
解像度
基本デフォルトで構いません。
PC性能、カメラや環境、距離に合わせた適切な解像度を選択するとよりよいトラッキングが得られます。
単純に上げれば精度がよくなるというものでもないのでPCリソースを無駄に消費し、さらにトラッキング精度が悪化する可能性もあります。
(Vtube Studioという別の類似ソフトでの話のため、間違っているかもしれません。)
水平反転
動きが左右反転します。あとで試してみて反対側の手が動く場合はこちらのチェックを変えましょう。
詳細設定


アンチエイリアシング
TMARelay上での表示が綺麗になります。
無駄なのでDisabledにしておきましょう。
Webcam表示
背景にWebcam映像が流れ、自分が移ります。
こちらを利用してご自身の利用しているWebカメラの視野角を確認して位置などを調整しましょう。
重くなる原因となるため、調整が完了したらチェックを外しましょう。
カメラ開始
左上からカメラ開始を押すとTMARelay上でアバターが動きます。
Webcam表示を活用しつつ、Webカメラの位置などを調整しましょう。
VRChatで実際に動かす
専用サンプルアバターで試す。
VRChatサイトにログインした状態で下記ページよりサンプルアバターを利用できるようにしましょう。
Change Into Avatarでアバターを変更するか、Add to Favoritesでお気に入りに設定可能です。


OSCを有効にする
Rキーを押してメニューを出したら上のオプション、次はOSCを選びます。
有効にしてください。
実際に動かす
カメラ開始して、アバターを変更したら手が動くはずです。
Selfie Expressionと比べると自然ではなくガクガクとした動きですが、動かせるだけで表現の幅が広がります。


動く手が左右反転している
VRChat内とTMARelayでは動きが左右反転するため、ゲーム内で正常な状態にするために設定から左右反転を適切な状態にしてください。
自分のアバターに導入する
この記事では一般的なアバターのアップロードのやり方については省きます。
unitypackageのインポート
最初に展開したフォルダーを開き、TMARelay-Avatar-0.6.0.unitypackageをダブルクリックで開き、unityのウィンドウに移動してインポートしましょう。


アバターに入れる
ヒエラルキーにアバターフォルダーがすでに存在する前提で話を進めます。
プロジェクト>Assets>SakuraShop_tbb>TMARelayを開きます。
3つの青いボックスが出てきますが、右から
TMARelay_0.6_ArmOnly(41) 腕のみ・指と手首は動かない
TMARelay_0.6_ArmFinger(81) 腕と指・手首は動かない
TMARelay_0.6_ALL(97) すべて動く
といった違いがあります。


3つのうちどれかを1つだけ、アバターフォルダー直下に入れましょう。
あとはアバターアップロードして使用するだけです。
お疲れさまでした。
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